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【閲覧注意】後味の悪い話『家庭板の修羅場・フラワーオブライフ』

871: 本当にあった怖い名無し:2012/10/29(月) 14:11:32.67 ID:RtRvPVMR0

アンブレイカブル (映画)

フィラデルフィアで悲惨な列車事故が起きた。
乗員・乗客132人のうち、たった一人生き残ったのは、
スタジアムの警備員を生業とする妻子持ちの男、デイヴィッド・ダン(ブルース・ウィリス)。

フィラデルフィア病院の緊急救命室で目覚めたデイヴィッドは、なぜ自分だけ助かったのか、
その答えが分からぬまま不安な日々を送る。

そんな彼に、不審なメッセージが届く。その送り主である漫画コレクター・ギャラリーのオーナー、
イライジャ・プライス(サミュエル・L・ジャクソン)を訪ねると、彼はデイヴィッドが何者なのかを語り始めた。

イライジャは骨形成不全症という難病であり、幾度もの入院経験の中で漫画の世界にのめり込み、
そのストーリーから、この世は陰と陽のような対極の存在によって成り立っており、
自分のような脆い肉体の対極には、必ず不滅の肉体の人間が存在するはずだとの
確信に至ったという。そしてその弱き者を助けるために遣わされた救世主こそが、デイヴィッドだというのだ。

デイヴィッドはイライジャを空想癖のある変人と決めつけるものの、思い当ることは多々あり、
自分の存在に対する疑惑が膨らんでいった。息子のジョセフ(スペンサー・トリート・クラーク)は
子供特有の第六感で父親の異変に気づき、ヒーローは死なないとの思いから父を銃で撃とうとまでする。

そしてついにデイヴィッドは、ヒーローの使命に目覚め、暴漢に襲われているある家族を救出する。
そのことで爽快な気持ちになったデイヴィッドはイライジャを訪ねるが、なんとイライジャは、
不死身のヒーローを探すために次々とテロを起こし、多くの人間を死なせていたことが判明。
デイヴィッドは衝撃を受けた。

デイヴィッドが何者かを知ったように、イライジャも特殊な病気を持つ自分に苦しみ、
ヒーローと対極をなす悪者であることを知ることで生きる理由を見出していた。
その後、イライジャをデイヴィッドは警察に通報。

イライジャは連続大規模殺人の犯人として、精神病棟のある刑務所に収監された。

390:1/2:2012/10/10(水) 22:28:34.20 ID:IshjDSsJO

高橋葉介の短編漫画。舞台は戦前の東京。

弟があんまり生意気だから、あたしは木の枝で顔をぶってやった。
(枝が瞼をかすって、幼い弟は泣き叫ぶ。弟は病院に担ぎ込まれた)
どうしよう、あたしのせいで弟は目が見えなくなっちゃう!
(幼い姉は泣きながら幼い妄想を繰り広げる)

弟が退院したら、あたしは心の底からあやまるわ。
弟はやさしいから、きっと許してくれるわ。
あたしは弟のめんどうをみるわ。毎日御本を読んであげる。
お散歩にも連れていってあげるわ。いじめっ子が来たら、あたしがやっつけてあげるんだ。



391: 2/2:2012/10/10(水) 22:31:52.07 ID:IshjDSsJO
あたしは学校をやめて働くわ。弟とふたりでくらすのよ。
そしたら、すてきな男の人があたしに結婚をもうしこむのよ。
『弟さんには看護婦さんを雇ってあげる。アメリカで手術もしよう。だからぼくのお嫁さんになってください!』
そしたら弟がいうの。
『いやだよお姉ちゃん!ぼくをおいていかないで!』
あたしは弟をだきしめていうわ。
『ごめんね○○チャン。あたしどこにもいかないわ!だから××さん、あたしあなたのお嫁さんにはなりません!』

(泣きつかれて眠った姉を、母が優しく揺り起こす)
「心配しなくていいのよ、○○チャンの目は大丈夫。瞼にちょっと怪我をしただけなのよ」
あ…そう、よかった…。

(お見舞いに行くと、弟は目のあたりに包帯を巻いている。母が離席した隙に姉は…)
あのね○○チャン、お姉ちゃんおねがいがあるの。
「なんだい?お姉ちゃん」
あんたの目を潰させて。


子供の可愛らしい妄想が暴走しちゃってまあ大変。



395:
本当にあった怖い名無し:2012/10/10(水) 23:18:40.50 ID:8WDaZz730
あったな、なんとかっていう病気。
「病気の子供を面倒看る優しい私」を演じたくて、子供を故意に怪我させたり毒物を飲ませたりするの。

てか、なんで舞台が戦前?
戦前である必然性がないような。



396:
本当にあった怖い名無し:2012/10/10(水) 23:25:03.14 ID:PNtQD+ge0
>>395
代理ミュンヒハウゼン症候群な。



802:
本当にあった怖い名無し:2012/10/27(土) 21:50:04.73 ID:h2LSJFWr0
昔、逸話か寓話かしらんがどこかで見た話。
後味悪いというか、真理だなぁと思った話。

昔あるところにたいそうお金持ちのおじいさんがいた。
おじいさんはとても優しい人で、貧しい人に利子なし、
催促なしのあるとき払いでお金を貸していた。

それを聞きつけたたくさんの人がおじいさんにお金を借りに来た。
お金を借りたものの中にはいつまでたっても返さないものが現れはじめた。
その数はどんどん増えそのうちお金を返すものはいなくなってしまった。

それでもおじいさんはお金を貸し続け、
しまいには貸すお金どころか自分が生活するお金すらなくなってしまった。
最後には貸すお金の無いおじいさんに悪態をつく者や、
食うに困ったおじいさんをさげすむ者までいたという・・・

そんな中、お金を借りられなかったある者が言った。
「せっかく行ったのに貸す金がないなんてアイツに貸しができた。」



826:
本当にあった怖い名無し:2012/10/28(日) 08:27:17.98 ID:f4R/JGyXO
WORLD JCというフリーペーパーに連載された女性バックパッカーの体験談
アフリカのある国の部族にもてなされて、ある少年とも仲良くなった
食事をする時も料理を手で掴んで相手に食べさせるのが友好の証なんだとかで
お互いそうするほど仲よく成ったらしい

ある日、その少年から学費や教科書代を提供してほしいとお願いされ
たいそうショックを受けたそうな
筆者曰く「私はあくまでも友人として触れ合ってきたのに
向こうはそうではなかったのかもうここから離れよう」
いや、その少年にしたら裕福な外国人女性が来たら
何か施しを得ようと考えて当然だろう
筆者本人は貧乏旅行で現地と対等に触れ合いながらさすらってる気分なんだろうな


文章が分かりにくかったらスミマセン



827:
本当にあった怖い名無し:2012/10/28(日) 08:35:40.85 ID:NMiv2+oKO
>>826解りやすかったよ。
その少年や部族にしたら、施しをうけるために、其処までしたのにぃって後味悪いな。
女も気付けってやつだな。
結局、触れ合いとか分かり合うとか言っても自分本意なんだなぁ



831:
本当にあった怖い名無し:2012/10/28(日) 11:47:00.69 ID:QSPLWiTD0
施しを受けるためにそこまでしたなら
最初からお金欲しいと言えばいいじゃん

本意を隠して情にかこつけて相手に物をねだるのは詐欺師のやる事だ



833:
本当にあった怖い名無し:2012/10/28(日) 12:24:47.18 ID:BuU8zb7y0
>>831
同じ日本の中ならそうだけどさ
アフリカの貧しい集落に裕福な外国人が来たら
期待してしまうのは当然だよ



838:
826:2012/10/28(日) 13:21:20.43 ID:f4R/JGyXO
このモヤっとした後味の悪さを分かってくださり
ありがとうございます
実際彼女がおもてなしに対する見返り(金銭)を
どのようにしていたか分からないのであまり悪くは言えない部分もあります



845:
本当にあった怖い名無し:2012/10/28(日) 18:58:26.17 ID:GnmLsFdM0
修羅場系スレで見た後味の悪い話

ある男性が大学時代から付き合っている女性と婚約した
 ↓
ある日、その女性がチャイルドポルノに出ていた過去を知ってしまう
 ↓
男性は自分の両親の反対もあり(子供を金で売るような親と義理関係になるから)婚約破棄
 ↓
諦めきれない女性が復縁を求めるも、あまりのショックにすでに男性は冷めており、
ついきつい言葉で女性を拒絶する(かなりきわどいことまでやらされていたことを知っているんだとか、もう無理無理無理とか)
 ↓
それで女性はたいそう傷ついて引き下がるも、今度は婚約破棄の事実しか知らされていない女性の父親が事の次第をただしに来る
 ↓
一連の出来事にすっかりやさぐれていた男性は「お前が昔彼女にやらせたことをこっちは全部知ってんだぞ」的に彼女の過去を暴露したら、
なんと父親はその事を全然知らなかった。実は父親は女性の継父であり、女性の過去の行状は、継父に知り合う以前の出来事だった。
 ↓
ショックを受けたらしい継父。生活に困窮していたとはいえ、そんなことを我が子にやらせていた女性の母親と離婚する決意を固めた模様
 ↓
「私の幸せを壊して楽しいのか」といった男性をなじるメールが女性から届いた


当時、一ケタ歳くらいだったろう女性にはどうにもできなかっただろうし、
そんな何もできなかった女性がここまで不利益被るのも気の毒すぎるが、
かといって男性に受け止めてやれとも言えない。後味悪い。

…ところで、なんで男性はチャイルドポルノなんか見る機会あったんだろうね。
(取り締まる側の人間で、証拠品押収とかで見ただけの可能性もあるが)



874:
1/2:2012/10/29(月) 22:10:13.58 ID:WfGNpI50O
星新一「妖精配給会社」

地球に一台のロケットが飛来した。中にはタマゴが一個。
タマゴからは「妖精」が生まれた。
猫ほどの大きさで、猫より軽く、全身を灰色の毛皮で覆われた、翼と尻尾を持つ生物である。
妖精は地球の言葉を学習し、世辞を言った…と言うより、世辞を言うしか能のない生物だった。

労働もできず、知能は世辞を言うのがせいぜいで、肉は食肉にする価値もない味と量、
毛皮は趣のない灰色で染める価値もない程弱く、単性生殖でタマゴを生んで増える。

悪魔でもなく天使でもない、害はないが益もないという意味で、妖精という呼び名が広まった。

妖精は従順だった。研究所での第一声は
「こんなつまらない生き物を飼ってくださってありがとうございます」
餌は残飯をおとなしく食べた。
同じ食卓に着かせようとしても、固辞するのだった。

妖精を好まぬ人間も、
「お世辞を聞き入れないとは、あなた様はなんという高い見識の持ち主でございましょう」
という決めゼリフで妖精を受け入れた。



875: 2/2:2012/10/29(月) 22:11:54.86 ID:WfGNpI50O
妖精配給会社が設立され、妖精は不幸な人々に優先的に配給された。
難病に苦しむ少女、身寄りのない老人などから感謝の手紙が届いた。

妖精はタマゴで程よく増えるので、世界中のほぼ全ての人々に行き渡った。
妖精配給会社はその使命を終え、社史編纂室などを残して規模を縮小した。


社史編纂係の聾者の老人は、妖精を持っているがその恩恵には与れない。
老人は数年前の事を思い出していた。
息子夫婦に妖精をプレゼントしたら、二人ともたいへん喜んだものだった。
しかし、妖精が増えると息子夫婦は離婚した。
都合のいい世辞を聞きすぎたせいだと、世辞を聞くことのできない老人にはわかっている。
老人の息子は、たまに老人が訪れても、薄汚れた部屋で妖精に囲まれてうっとりしているだけだ。

息子夫婦だけではない。世界的に離婚率が上がり、独身者が増え、出生率が下がっているのだ。
老人は思った、地球人を穏やかに絶滅させるために、何者かが妖精を送り込んだのでは…?
しかし、老障害者の僻み根性と思われるのがオチだろう。
老人は淡々と仕事を続けた。おしまい。



877:
20世紀少年 1/2:2012/10/30(火) 00:50:24.10 ID:6bfBKedI0
先日テレビ放映されていた映画「20世紀少年サーガ」

ケンジが十数年前の小学生の頃に「秘密基地」で書いていた「よげんのしょ」。
その内容どおりの細菌や巨大ロボットによるテロが起き、大勢の人が死んだ。
「ともだち」と名乗る男が現れて、新興宗教の教祖のごとく人心をつかみ、カリスマ性で日本を支配した。

ともだちが常に顔を覆っているマスクに描かれたマークが「秘密基地」の旗のものと同じだったことから、
ケンジはともだちがテロの首謀者であり、小学生の頃に秘密基地に来ていた誰かだと考える。
仲間とともにともだちに立ち向かうケンジだが、逆にテロリストに仕立て上げられ、指名手配犯となる。
その過程で、細菌は行方不明のケンジの姉(生物学者)が作り出したこと、
その娘でケンジの姪・カンナの父親はともだちだったということが分かる。

ケンジは巨大ロボを道連れに爆発し、その遺志をカンナが引き継ぎ人類を滅亡させようとするともだちに抵抗する。

(中略)

さらに20年ほど経ち、なんとケンジは生還する。
仲間達も集結する。最後にともだちは部下だった男に射殺されて死ぬ。


ここまでで終わりなら、壮絶な戦いののち手放しでは喜べないが
ともだちの野望を阻止したという結末で後味悪いというものではない。

ここからあとのシーンのために、どうにも後味が悪くなる。



878: 20世紀少年 2/2:2012/10/30(火) 00:52:24.10 ID:6bfBKedI0
仲間達は死んだともだちの正体が小学校のクラスメートBだったと思った。
しかしケンジは実は彼がBではなくクラスメートAだと気がついていた。
Aはまだ子供のころに死んだはずだとみんな思いこんでいただけだった。
(同窓会でBの名で呼ばれてもAは訂正しなかった)

子供の頃ケンジのせいでバッジを万引きした罪を着せられ、クラスから無視されるようになったA。
無視されすぎてみんなの記憶のなかで、死んだBと取り違えられていたのだ。
ケンジはともだちの洗脳施設にあるバーチャルで過去を体験できる装置で過去に戻り、
小学生ケンジを店のおばあさんや小学生Aに謝らせる。

ケンジと友達になりたがっていた中学生Aに中学生ケンジと話すよう励ます。
おわり。

ずっとケンジが無実の罪を着せられた「正義」の側と思って見てきたのに
ラストで子供のしたこととはいえケンジもAに無実の罪を着せたと言うことが分かる。
バーチャル内でいくら謝ったって、友達になったって、
孤独を強いられたAの子供時代は取り返しがつかない。

中学生の時にAはすんでのところで飛び降り自殺をしかけたりしている。
いくら大量殺人犯で偏執狂的で弁護する余地はないとはいえ、
Aがケンジや「よげんのしょ」に執着したそもそもの原因を作ったのはケンジ自身だった。

射殺されたときともだちの胸ポケットにあのバッジが入っていて、
Aにとっては子供時代が今までずっと続いていたんだと思った。



879:
本当にあった怖い名無し:2012/10/30(火) 01:12:58.46 ID:2Sui8uAg0
そんなAが教祖になって大量殺戮するのが怖い
しかもケンジの姉とデキて子供まで産ませているんだよね
どうやって学者様を口説いてその気にさせたんだ?



881:
本当にあった怖い名無し:2012/10/30(火) 07:18:27.94 ID:t99/143j0
>>879
学者さまの恋人をホームから突き落とさせて傷心の彼女をじっくり攻略した



893:
1/2:2012/10/31(水) 00:46:08.52 ID:NQzuTqJcO
ロアルト・ダールの短編「皮膚」

1946年の冬のパリ、みすぼらしい老人が飾り窓の絵に惹かれて、フラフラと画廊に入って行った。
当然、病気の野良犬なみの扱いを受ける。
老人は啖呵を切り、シャツを脱いで背中の刺青を見せる。
刺青は画廊の目玉である、すでに物故した有名な画家の初期のタッチで、サインまで彫り込まれていた。

1913年、画家はまだ画家志望の少年で全然芽が出ずにいた。
老人はまだ男盛りの彫り師で、同郷の少年を可愛がっていて、美しい妻は少年に懇願されてモデルをつとめていた。
酔った勢いで、老人は背中に妻の肖像画を彫らせることにした。
渋る少年に刺青の彫り方を教え、「お前さんの芸術が欲しい」と頼み込んだのだ。

画廊の客は有名な画家の初期作品を見て色めき立つ。
カンヌのホテル・ブリストルのオーナーだという男が、老人に商談を持ち掛ける。

ムッシュー、日光浴はお好きですか?美食は、ワインは?美女は?
うちのプライベートビーチで、うちのお客様に背中の素晴らしい絵を見せていただきたい。
栗のスフレと鴨でも食べながらご相談しましょう。

老人はいそいそとついて行った。



894: 2/2:2012/10/31(水) 00:47:16.29 ID:NQzuTqJcO
数週間後、変わった素材に変わった技法で描かれた有名な画家の初期作品が、
分厚くワニスをかけられてブエノスアイレスで売りに出された。

どこの誰ともわからぬ若い女性の肖像画である。

カンヌにはブリストルという名前のホテルがないのだ。
老人に幸あれ!
どこに暮らしていようと、美食と美酒を楽しみ、美女にかしづかれていることを願わずにはいられない。



895:
本当にあった怖い名無し:2012/10/31(水) 01:11:21.07 ID:upUdrM2M0
老人だったらしわしわになってないかな?



896:
本当にあった怖い名無し:2012/10/31(水) 01:13:37.68 ID:fuzpL4UB0
いやああああああああ

>>895
老人の背中って意外につるっとしてるよ
前面はシワシワだけど…



904:
1/2:2012/11/01(木) 08:23:07.06 ID:XowlKx3Q0
戦国時代に起きた後味悪い話
奥州統一を目指す甥の伊達政宗と争い、謀略に優れ家族への愛も深いと言われた最上義光
彼には東国一の美女と言われた駒姫という娘がいた、最上義光は駒姫をとても可愛がっていたが
時の関白(ほぼ最高権力者と言える)であった豊臣秀次に見初められ、側室にと要求されてしまう
最上はこれを渋ったが、豊臣に逆らうことが出来ずに駒姫を差し出すことになる。

だが駒姫が大阪に向かう中で「秀次事件」が起きる。
豊臣秀次が太閣豊臣秀吉に謀反を起こそうとしたとして切腹させられたのだ
これに対する処罰はあまりに重く、秀次の子供を含む家族
(ほぼ全員だが一部は生き延びた)の他に側室、侍女ですら

秀次に近しかったものは全て処刑された上に遺体は全て同じ場所に捨てられ埋め立てられた
これは当時としても異例中の異例といえるあまりに非道な仕打ちだった



906: 2/2:2012/11/01(木) 08:27:28.73 ID:XowlKx3Q0
そんなことも知らない駒姫は大阪に入る
駒姫は側室になるために大阪に来たがまだ正式には結婚していなかった
しかし他の側室と同様とみなされ処刑されることになってしまう。

これを知った最上は豊臣家への絶対の忠誠を誓う血判状を差し出してまでも娘の命を救おうとし
他の大名からも助命嘆願が寄せられる
秀吉もさすがにこれはやりすぎと思ったのか処刑中止を命令したが時既に遅く
駒姫は何の咎もない身でありながら15歳でその命を散らす
そして他の者達同様に遺体をまとめて埋め立てられてしまう。
最上は愛する娘の遺体を引き取ることすら出来なかった

さらにこの14日の後に最上の駒姫の母である正室も後を追うように亡くなる
最上は「これも全て前世の行いの報いなのであろう、受け入れるしかない」と漏らし悲嘆したという

晩年の秀吉のアレな行為の犠牲者達のエピソードの一つ
ちなみにこの事件で酷い目にあった大名は軒並み関ヶ原の戦いで徳川側に付いている



913:
本当にあった怖い名無し:2012/11/01(木) 18:15:22.61 ID:a6SNjzKwO
>>906
電話も無線も無い時代だから、処刑中止の伝達も時間がかかっただろうしねぇ。
誤解だと気付くが手遅れ…みたいな話はやるせない気持ちになる



925:
本当にあった怖い名無し:2012/11/02(金) 06:50:59.67 ID:8cJNGtIM0
>>906
そこまでして後継に据えたかった秀頼が実子じゃないかもしれないというのが
後味悪いよな。なんか真面目にそういう研究してる人がいるらしいけど。

だいたい、あれだけ側室いて女に手出しまくりで孕んだのが茶々一人って
状況的には真っ黒すぎだろ。本人ちらとでも思わなかったのだろうか。
もう疑ったら負けみたいな感じか



932:
本当にあった怖い名無し:2012/11/02(金) 13:51:51.00 ID:05QwiHLP0
かなり以前家庭板系のまとめで読んだ話。

報告者の嫁は妊娠中で主治医は産婦人科医である報告者の父。
最初は舅の病院にかかる事を納得していた嫁だったが、ついに
もう舅にはかかりたくない、離婚したいと言いだす。

父なら安心なのに今更父の顔を潰す気かと憤る報告者に
スレ住人たちは舅だからこそ嫌なんじゃないかと説得する。
後だしで必要ないのに毎回内診したり報告者や姑(看護師)を立ち合わせると知った住人は激怒。
いくらなんでもデリカシーなさすぎると責めるが報告者は全く応じない。

そうこうしているうちに嫁は隣県の実家に逃亡。
舅も嫁のくせに!と大激怒している模様だった。
スレ住人らはそんな夫と義父なんか捨ててしまえ、離婚したらいいと嫁の肩を持つが
なんと肝心の嫁の両親が離婚と受け入れを拒否し、「向こうのお父さんをたてなさい」で
嫁をつれて謝罪に戻ってきた。

実は嫁両親は報告者父に借金の立て替えをしてもらい、今も援助を受けている立場にあった。
しかも内容は分不相応な贅沢のためで前から親戚中に厄介者扱いされているような人物だった。
それまでは嫁両親は借金の負い目で嫁を人質にとられている状態の被害者、
報告者父は大病院を経営し医者である事を鼻に掛けた傲慢で最低な男と見られていたが
実際は嫁両親が報告者父にたかっていた上にさらに引き出そうと
一見卑屈ながらしつこい態度で付きまとっていたのだった。

報告者はそこで初めて今まで父に縛られていた自分に気付き
(報告者は受験や就職に失敗し自分の家の事務主任として働いていた。収入は並み以上)
嫁を守るために家を出て他で就職する決意をするが、今度は嫁の方が
「私が出ていったら両親が死んじゃう」と板挟みになって病んでしまったのだった。

長い報告だったけど、本当の意味での決着は確かつかなかった気がする。
そんな両親見捨てて夫婦+生まれてくる子だけ考えろといっても
嫁さんは聞かないんだろうし気の毒だ。



934:
本当にあった怖い名無し:2012/11/02(金) 14:22:47.90 ID:Xyrf9YW50
>>932
それ、読んだ
本当にやりきれない、後味の悪い話だったね
しかし、おまいさん纏めるのが上手いね、感心した



937:
本当にあった怖い名無し:2012/11/02(金) 15:50:47.82 ID:eBJbSvRZ0
駆け込み寺のまとめにあった

サンバ ◆U8ABys6DMo
http://www29.atwiki.jp/matome-tera/pages/72.html



944:
本当にあった怖い名無し:2012/11/02(金) 19:49:42.49 ID:Ir7xyNlq0
家庭板で思い出した。既出だと思うけどこれ

514 :名無しの心子知らず :2006/08/20(日) 15:56:17 ID:1+SfCNAZ
長文ですません。

先日、用事でとある親戚の家に行った。
そこの家族は奥さん、旦那さん共に40過ぎて結婚。
夫婦は自称元ヤンキーで、その過去がものすごく名誉らしく、よく自慢している。
現在4歳の男の子がいる。
名前のことはあまりいいたくないけど、いかにもなDQNネーム。

私が親戚の家につくと、子供の泣き声が。
もう尋常じゃないくらいの叫び声。
「うわあああああああ!!!!!!!いやああああああああああ!!
なんでも言う事きくからああああああ!!やめてええええええええ!!」と。

何事かと思ってたら奥さん登場。
「あ、いらっしゃ~い♪ちょっとうるさいけどごめんね~w」と。
「どうしたの?子供が悪い事でもしたの?・・」と聞こうとすると、子供がとなりの部屋から顔をチラっと出して
「おばさん!!??おばさあああああああああん!!!!
たすけてえええええええ!!!イヤあああああああ!!ぎゃああああああ!」と。

そのまま旦那さんに奥の部屋に引きずり込まれた。

ちょっと何事かと聞くと、どうやらピアスを開けさせているらしい。

続きます。



945: 本当にあった怖い名無し:2012/11/02(金) 19:50:47.21 ID:Ir7xyNlq0
515 :名無しの心子知らず :2006/08/20(日) 15:56:50 ID:1+SfCNAZ
続き。

旦那「すぐイタイのおわるからね~♪」
子供「ぎゃあああああああああああああ!だれかあああ!たすけてええええええ!」

のリピートが隣の部屋から聞こえる。
「あんなに嫌がってるんだから、やめたら?」というと、
「だって~子供のピアスってめちゃくちゃかわいいよ!!?
学校いってもハクがつくしねー。将来いじめられないように親心でやってるんだよ」
と言う。
そりゃ、自分からやりたいと思ってた大人でも痛いくらいだもん、泣くよ。

で、事が終わって子供と旦那が出てきた。
子供はぎゃああああと泣きながら私に飛びついてきた。
子供を見てびっくりした。
耳は2つずつの合計4つ、鼻2つ、口に1つ、
で、今日は口にもう一つ開けたらしい。
子供はブルブル震えておさまらない。

旦那の方の親戚なので、旦那やトメ・ウトらに報告してやめさせる様に言ったが、
「あ~あの子は昔っから言っても聞かない子だったから~ムダムダ。」と。
埒があかないので、匿名で虐待専門の児童相談所に相談。

一通り話をしてみたが、
「今はそういうファッション感覚でやってる親御さんがいるけど、
命に関わる、または慢性的な虐待はしていない限り、
コチラも何も言えないし、行動できないんです。」とのこと。
警察にも行っちゃったよ。
「児童相談所に言って下さい」だけだったけどね。


52:本当にあった怖い名無し:2007/07/06(金) 18:58:33 ID:REhvx1xR0
筒井康隆『火星探検』
主人公は火星探検隊の一員。シャトルの発射場に向かう電車の中で
少年時代の同級生や、近所のおじさんたちと再会する。
「あの腕白小僧が探検隊員だなんてねえ」
「ちょいと服を触らせとくれ」「ばあさん、服にばい菌がついちまうぜガハハ」
って感じで口々に褒めそやされ、激励されるが、
同級の栗原という男を見つけ、主人公はいやな予感に襲われる。

彼は絵のコンクールで主人公より上だったのを唯一の自慢にしているそうだ。
「日本は世論の関係で出発が遅れてしまった」という話が出たとき
栗原が憎らしげに言う。「今だって火星探検に反対してるやつは多いんだぜ」
「いくら技術が発展しようがこのあたりの家はウサギ小屋さ。
火星探検には莫大な予算がついてるがな」
まずいことになったと思う主人公。栗原の言葉で周囲の雰囲気は一変した。

「結局は国家の威信のためだものなあ」「そんな金があるなら、養老院でも立ててほしいねえ」
「祝賀会、テレビで見たわよ。タレントにもててたわね。おいしい料理付きで」
「わたしのこと、ばい菌のかたまりだなんて言ったね」
「俺の弁当なんかキムチと煮ぬき卵だけなんだ。ローンでこれがあと十三年も」
主人公の弁解は無視される。

さらに栗原は「おい、こいつを駅に下ろすな」「終点まで、絶対に逃がすなよ」と絶叫。周囲も同調する。
上司に通信機で事情を説明する主人公。上司は国民感情の逆なでを恐れ、補充要員を使うことにする。
「君は次に行ってもらおう。自宅待機。」
主人公は冷静を装いつつ、ぐったりと座席に座り込む。電車を沈黙がおおった。

静けさに耐えかねて栗原がまたしても叫ぶ。
「こいつ、マスコミにしゃべるつもりだ」
「いやだあ。根掘り葉掘り聞きだされちゃうのお」
栗原、さらに絶叫。「やられちまうなら、さきに仕返ししてやれ」と乗客を扇動。
「そうだ」「たたんでやれ」「みんなで殴れば怖くない」
と主人公が袋叩きにされて終わり。

下手な要約でだいぶ抜けたけど、旧知の人間が一転して主人公を責めまくる描写がきつい。
このほかにも後味の悪い部分が満載の短編なので、ぜひ。
『夜のコント・冬のコント』所収です。



78:
本当にあった怖い名無し:2007/07/07(土) 02:37:24 ID:+haP4MjaO
Sキングの短篇「ねえ、虎がいる」

小学生の少年が授業中にトイレに行きたくなる
先生が意地悪なヒステリー女でなかなかトイレにいかせてくれない
それでもどうにか頼み込んでトイレに行くことを許可される
(トイレは駅にあるような曲がり角で中が覗けない形のよう)

トイレにいくと、何故か虎が横たわっていてようが足せない
途方に暮れていると、クラスの友人が一人様子を見にやってくる
虎が居ると言っても全然信じてくれず、友達はトイレの中に入っていく
まったく音はしないが、いつまで経っても出てこない友人
勇気を出して覗き込むと、やっぱり虎が居る

虎の足元に友人の服と同じ色の布切れが見える、さらに途方に暮れる少年
しばらくして今度は先生がやってくる、何やってんだと散々怒られる
虎がいると説明すると、さらに罵倒され罵られる、先生はトイレに入っていく
しばらくしても物音は聞こえてこないが、しかし誰も出てこない、
トイレの中には虎がいるしどうすればいのかわからない少年
少年は教室に戻り、教科書の続きを読み始めた

おしまい



79:
本当にあった怖い名無し:2007/07/07(土) 02:41:28 ID:+haP4MjaO
数ある短篇の中でも意味不明の一品ww
読んだ後のモヤモヤ感だけをテーマにしてんじゃねーの?ってくらい謎過ぎる
やっぱり雰囲気重視で深い意味なんて全然なのかな?



80:
本当にあった怖い名無し:2007/07/07(土) 02:55:03 ID:+haP4MjaO
スマンね、ググってみたらタイトル間違ってた
正しくは「ほら、虎がいる」だった
短篇「骸骨乗組員(スケルトンクルー)」より



127:
本当にあった怖い名無し:2007/07/07(土) 23:50:08 ID:fXdgvRO70
中島らもの小説にあったエピソード。

入院中、同室になったじいさんとその妻の描写。
いかにも昭和の男尊女卑思想に染まった頑固じいさん、介護してくれる妻にあれこれ当たり散らす。
妻はハイハイ、と笑いながら受け流し、周りの入院患者に対しては
「すいませんねえ、こんな頑固なおじいさんで。いつもご迷惑かけてます」 と頭を下げる。

初めはそれを微笑ましく眺めてた主人公だったんだけど、
見てるうちにその妻が、意外とじいさんに対してぞんざいな態度を取っていることに気付く。
ああしろ、こうしろとわめくじいさんの要望はすべて、にこにこ笑って受け流す妻によって
「ただの我侭、老人の繰言」 として軽くあしらわれてしまい、じいさんは不自由を強いられている。
果物を口に運んでやれば口からだらだらと汁をこぼすじいさんを見て、
「まあ本当に汚らしい。すいませんね、こんな風で」と周囲に向かって彼を馬鹿にする妻と、
早く拭け、とわめき散らすじいさん。

もしかして、これは長年虐げられていた妻の、復讐なんじゃないか。
じいさんの体が自由にならないのを良い事に、じわじわとこれまでの恨みを晴らしているんじゃないか。
そう思ってしまうと、以前のように微笑ましい気持ちではその二人を見られなくなってしまった。



129:
本当にあった怖い名無し:2007/07/07(土) 23:59:17 ID:8nvSyDZx0
>>127
妻の気持になるとスカッと話。



161:
本当にあった怖い名無し:2007/07/08(日) 20:53:29 ID:uUh6d69O0
よそのスレからのコピペですが。

[811]おさかなくわえた名無しさん<>
2007/07/02(月) 00:46:09 ID:N2rK4PPB
今日の話だけど、骨折で入院した友達を病院に見舞いに行ってきた。
場所が場所だけに入院してる友達を恐がらせてやろうとみんなで怪談話になった。


どこかで聞いた事があるような怪談話をみんなでしていたら、隣で寝ていると思っていたお爺さんが
急に起きて「なあ?あんたら。俺は今、夢を見ていたんだ。」と俺らに言ってきた。

寝ている所で声が大きくて起こして怒らせちゃったかなと思っていたらお爺さんは
「俺はな、今夢の中でずっと好きだった女の子と結婚して、2人の子供が出来て、
仕事も細々だけど順調にいって、子供が結婚して孫が出来て、

家族仲良く暮らして、家族に看取られて死んでいく夢を見たんだ。」

急に何を言い出すんだこの人はとみんな引いてたんだけどお爺さんは続けて
「でも今、あんたらの声で目が覚めてみるとどうだ?家族や親戚なんていやしねえ。
見舞いに来る奴もいねえ。俺は一人だ。おまけに両足は無い。」

と言ってお爺さんが剥いだ布団の中には足が無かった。お爺さんは静かに
「なあ?お兄さんら今、急に目が覚めて気がついたら病院のベットだったらどうする?
今の暮らしの全てが全部夢の中の出来事で本当は人知れず病院のベットの中で
寝ているとしたらどうする?恐い話だと思わないか?」


一緒にいた友達は何の事だかわからなかったみたいだったけど俺は恐くなった。
入院している友達に聞くとお爺さんは暇さえあれば寝ているらしい。時々寝言で笑うらしい。
でも起きている時はいつも無表情でいると言う。




168:
本当にあった怖い名無し:2007/07/08(日) 23:43:48 ID:PfMFs/0/0
206 :名無しさん@HOME :2007/07/07(土) 04:20:59 0
俺が小さい頃に出て行った母親がどうやら再婚してたみたい。
あっちの家族には秘密らしい、暇なんで養育費貰いに行こ~っとw

212 :名無しさん@HOME :2007/07/08(日) 01:00:38 0
行って来た~結果から言うと養育費ゲットしました~

夕方に行ったんだけど、ちょうど夕飯の時間だったみたい、チャイムならすと
女性が出た。フルネーム言ったら一瞬の間が合って、切られた。そしたら
玄関が開いて母親が出てきた。写真で見たのより当然ながら老けてた。

表情は「何で?」って顔してた。まぁ当然と言えば当然だわな。捨てた子が
目の前にいるんだし、「養育費の事で」って言ったけど無反応だった。
仕方ないから家に入ろうとすると全力で止められた。やっぱりね~と思った。

だからデカイ声を出してたら中から男が出てきた。再婚相手だろうな。
怪訝な顔をされた。不審者扱いw

そこで「この人の子供です」って言ったら「はぁ?」って顔された。
本当に内緒にしてたみたい。母親に正直に言うように促すと観念したように
その男に話した。

で、ここじゃってことで家の中に侵入成功。リビングに通されたら、女の子が一人
中学生くらいかな?でソファーに座らされた。

来た理由を聞かれたんで、答えたら向こうは黙りこくってた。だからTシャツを脱いで
背中を見せて「アナタが出て行ったせいで、父親からこんなに可愛がられました」って
言ったら母親は泣き出した。

そして「払います」だって。一括で払うらしい。



169: 本当にあった怖い名無し:2007/07/08(日) 23:45:01 ID:PfMFs/0/0
213 :名無しさん@HOME :2007/07/08(日) 01:01:32 0
あげちゃった

これで俺も大学に行けるぜ~

でも本当は会った瞬間に母親がもっと違うリアクションをしてくれれば
こんな事をしなかったかもね。

金は入るけど、やっぱ捨てられたんだな~って改めて実感した日でした。



175:
本当にあった怖い名無し:2007/07/09(月) 01:03:21 ID:E9ael4xn0
>>169
明るくかいてる所が哀愁誘う。



176:
本当にあった怖い名無し:2007/07/09(月) 01:21:10 ID:tUSoH3jr0
でも、この母親、将来この子の前に
「旦那に捨てられちゃった。あんたは私の子供。わたしの面倒みてね♪」
なんてのほほーんと現れたりして…。



177:
本当にあった怖い名無し:2007/07/09(月) 01:30:11 ID:h9Ky3eFM0
NHKこども人形劇「かたあしだちょうのエルフ」
エルフは強くて大きなだちょう。
走るのがとても早いので、動物の子供達を背中に乗せて走ってやる。

ハイエナが襲ってきたらライオンの声をまねして脅かし、追い払う。
勇気があってやさしく、人気者だ。
ところがある時ライオンが襲ってきたので戦ったエルフは片足を食いちぎられてしまう。
走れず餌も探せなくなった彼に、最初は食べ物を分け与えていた動物たちもだんだん離れていく。

エルフはひとりぽっちになり、やせて弱っていった。
そんな時こんどは黒ヒョウが子供達を襲った。
エルフは子供達を背中に乗せ、自分は脚をかじられながらも、くちばしで戦った。
ヒョウを撃退した後、安心した子供達がエルフの背中からおりてみると
エルフの姿はだちょうの形をした樹に変わっていた…

なんの落ち度もなくみんなのために尽くして自分を犠牲にしたのに
全然むくわれないエルフ…



180:
本当にあった怖い名無し:2007/07/09(月) 02:17:21 ID:ZIMADTyK0
>>177
「エルフ」懐かしいなー。子供の頃、家に絵本有ったよ。
エルフは樹になって、流した涙が湖になっていたんだよね。

壊れたり遊び飽きたりしたオモチャを乱雑に放置していたら、
「おまえのやっていることは、片足になったエルフを見捨てた
仲間みたいじゃないか?」と父親に説教された。



275:
本当にあった怖い名無し:2007/07/11(水) 04:15:47 ID:zf3BTJN80
菅浩江「雨の檻」

宇宙船の中で生まれ 無菌室に隔離されて暮らしている少女シノ
ゴムの肌を持つロボット フィーが彼女の身の回りの世話をしてる
両親とはモニタで話をするだけ

宇宙船は他所の星への移住の途中で 長旅でだいぶガタが来てる
ときどき部屋全体が振動したりする
彼女の部屋の「窓」はもともといろんな景色を映し出すマルチスクリーンなのだが
壊れてしまい 今ではずっと雨の丘が映ってるだけ
フィーは宇宙船のメインコンピューターの端末でもあり
極めて人間っぽい情緒と感情を有するのだけれどやはり最近調子が悪く
自覚なく毎日毎日同じ食事を作り続ける
シノは閉鎖された同じ毎日に少しいらだちながらも
フィーを傷つけないように 「少女の狡猾さ」で子供らしく振舞ってる

フィーの様子はますますおかしくなり
ある晩 両腕がドラムのようにテーブルを叩き続けて止まらなくなる
シノは彼女の要請で 彼女の両腕を切り離す
片腕がはずれたとき フィーは(調子の悪い彼女なりにシノに気を使って)
「あといっぽーん!」とおどけるように宣言したあと
「もう 抱きしめてあげられないね」と呟く
(続きます)



276: 本当にあった怖い名無し:2007/07/11(水) 04:17:25 ID:zf3BTJN80
(続き)
ある日 部屋全体が凄まじい振動に襲われてひっくり返り 破壊される
フィーはシノを瓦礫から守り そして完全に「壊れる」

メインコンピューターがシノに真実を告げる
目的の星にはとっくに着いていた
しかしそこは間断なく地震が起こり とても人間が暮らせる世界ではなかった
特に ただひとりの生き残りであるシノが生きていける可能性はなかった
だから コンピューターはフィーのほかに モニタ越しの「両親」を演じ
旅行が継続中と言うことにして 宇宙船内でシノを生かし続ける道を選んだ

壊れてブラックアウトした窓に シノの顔が映る
つやのない白髪に囲まれた しわだらけの顔

シノは 宇宙船の外に出る
「雨 好きです 私の身体をノックしてください」みたいなことを呟きながら
延々と続く乾ききった荒野を歩いてゆく

コンピューターの中に形成されたフィーと両親の人格は
「とても見ていられない」と音声と映像のモニターをつぶし
冷却装置が停止して壊れてゆくコンピューターの中でぶつぶつと狂ってゆく


・・・・・
「もう 抱きしめてあげられないね」で泣いたよ



278:
本当にあった怖い名無し:2007/07/11(水) 09:38:03 ID:OW3lbfi90
>>276
切ねぇ・・・



433:
本当にあった怖い名無し:2007/07/13(金) 08:59:04 ID:lNvbNp3K0
フラワーオブライフの最終巻 それまでわりとほのぼのとしていただけに

主人公は白血病だったが姉の骨髄をもらって完治、楽しい高校生活を送る。
姉は普段は料理好きお洒落好きの優しい姉さんだが、人間関係に気を使いすぎて心を許せる友達ができず、
彼氏もろくでもない男しかできず、嫌気がさして現在引きこもり中。
たまに情緒不安定になって主人公に感情的な口論をふっかけてくる。

仕事であまり家に帰らない母は「いつまでもニートしてんな」と姉に言うが、
主人公は姉の辛さを理解しているので「俺がそのうち漫画家になって姉の分も稼ぐから」と擁護する。
実際、主人公はまだ商業誌デビューこそしてないが担当さんがついてるし将来的にはプロになれそう。
主人公は自分の夢だけではなく姉のためも思って家にも帰らず漫画を書くようになる。

ある日、姉は久しぶりに帰ってきた主人公にこう叫んだ。
「軽々しく将来の約束なんてしないでよ。あんたなんかもうすぐ死んじゃうんだから。
 あんたは本当は完治してない。5年以内に死ぬ可能性が10%もある。発症する可能性だけならもっと
 父も母もあんたが可哀相だから黙ってただけなんだから。
 あんたがどこにも行かない、ずっとあたしの面倒見るって言う度にあたしどんな思いしてたか!」

呆然としたまま主人公は、そういえば追試があるから英語の勉強をしなければと、
気分を変えるために英語辞書を開いた。その時、ふと目に入った英文があった。
He died in the flower of life. (彼は若い盛りに死んだ)
なんで最初に知らせてくれなかったと家族を恨む気持ちさえ薄れ、主人公はただただ死を恐怖して号泣した。

フラワーオブライフは主人公の名前が「花園」だからだと英語の成績がクソな俺は思っていたから衝撃的だった。
実際は訳にある通り「若い盛り」という意味のようだが、まさかタイトルがこんな縁起の悪い使われ方をするとは。

主人公は「1番自分のそばにいるのに黙っていなければならなかった姉が1番辛かったのだ」と姉を責めもせず、
正直さが長所だと自負していたのに「5年なんてあっという間だし隠すほどの事じゃない。平気だ」とはじめて家族に嘘をつき
完治したと信じている友人にも真実を告げずにおいた。主人公が良い奴なだけに、姉のぶっちゃけ方がひどいと思った。



440:
本当にあった怖い名無し:2007/07/13(金) 10:55:16 ID:cdjPN+Of0
>>433
で、主人公はどうなったの?



442:
本当にあった怖い名無し:2007/07/13(金) 11:53:21 ID:PAgUysPG0
>>440
直後の「微妙に精神的に成長した主人公の姿」で終わってる。

軽そうに見えたコミックだけに最終回が重すぎたけど、
そんなに後味悪くないよ。
それほど年齢差が無い姉が抱えるには重たすぎる秘密だったと思えるし。
むしろ同僚と不倫しながら生徒ともできちゃった担任教師のその後が気になるw



436:
本当にあった怖い名無し:2007/07/13(金) 10:42:06 ID:Rh9ZarybO
タイトルの由来にびっくりというのは聞いてたが、実際に読んでたら寄生獣並にショックだったかも



538:
本当にあった怖い名無し:2007/07/14(土) 21:14:47 ID:q846c4db0
606 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2007/07/08(日) 21:23:15 ID:R0Ql7oYi0
中学入ってすぐの頃、クラスのリーダー格に声をかけられた
「お前はもっと輝く必要があるよな。なあ輝けよお前」
なんだかよく分からないが特に反対する理由もないので
「そうだね」と答えた
リーダー格男は「よし!」とばかりの笑みを浮かべ
クラスの輪の中に消えていった

その日からそいつの友達が
「輝け!」「シャイニングだ!」
「シャイン!」だの声をかけてくるようになった。
やがてその奇妙な習慣はクラス中に広がり
俺はクラスの皆に輝け輝け言われるようになった。
それまで引っ込み思案で
友人も少なかった俺は照れくさくも嬉しかった。

ついに学級会で「○○君は輝いたほうがいいと思います」
というネタ半分議案が出され
そして全員賛成で可決されるにまでなった。
担任は「まあ、お前がいいんならいいんじゃないの」と、
はにかんだように笑っていた
この先生は孤立気味だった俺のことをずっと気にかけてくれていたんだ。
そしてクラスの皆がそれに答えた。
なんてやさしいクラスだろう。なんていいクラスだろう。



539: 本当にあった怖い名無し:2007/07/14(土) 21:15:37 ID:q846c4db0
607 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2007/07/08(日) 21:23:58 ID:R0Ql7oYi0
俺の持ち物にはシャーペンの一本にまで皆が「輝け」と書いてくれた
書道で書いた書初めには、クラスで一番可愛い女子が家からわざわざ筆ペンを持ってきて
俺の名前の上にハートマークとともに「シャイニング!」と書いてくれた。
その習慣は三年間で学年中に広がり、三年の頃には見知らぬ下級生までもが
「あ、輝いてる人だ」などと指差してくるようになった。

そして青春の日々はあっという間に終わり、 俺は卒業式の今日、家に帰って卒業アルバムを見ている。
懐かしく思い出す青春の日々、輝いていた思い出。
かけがえのない仲間たちによる寄せ書きコーナー。
そこには三年間付き合った、いつもの文字が、一人ひとりの筆跡で並んでいる。

「Shine! Shine! Shine! Shine! Shine! Shine! Shine! Shine!
Shine! Shine! Shine! Shine! Shine! Shine! Shine! しね!」



540:
本当にあった怖い名無し:2007/07/14(土) 21:24:46 ID:tcP+I/pa0
うわああああああああぁぁぁ



672:
本当にあった怖い名無し:2007/07/16(月) 16:44:31 ID:GtH0Vr3w0
「女の子の食卓」っていう食べ物に関しての1話完結シリーズの話より

少女は小学校から帰ると、自分の足元にまとわりついてくる猫を見ながら
「なめり節って猫の食べ物じゃないの?私も食べれるの?」と思いつめた顔で母に聞いた。

少女は仲のいい同級生たちと帰り道を歩いた。
そのうちの一人である友人は、お使いを頼まれていたからとスーパーに行った。
買ってきたのはなめり節。同級生たちはなめり節を知らず、それって何と訊ねる。
「柔らかい鰹節みたいでごはんと一緒に食べるとおいしいよ」
そう言う友人に少女は言った「えっなめり節って人間の食べ物なの?うちでは猫にあげてるよ」
何気ない疑問だったが、友人は顔を赤くしてうつむき、場の雰囲気は気まずいものになった。

母は「うちでは猫にあげてたけど人間の食べ物よ」と言って少女になめり節を食べさせた。
当たり前のように猫のエサ用の食べ物だと少女は今まで信じていたが、
味の濃いツナという感じでとても美味しかった。
無神経な事を言ってしまったと明日謝る、そういう少女に母は相槌を打たなかった。

翌日、少女は友人に謝った。友人は「別にいいよ」とあっさりした態度だった。
それからも同級生たちとの日常は変わらなかったし、誰も気づかなかったが、
友人はどこか少女に対してよそよそしくなり、避けられていると少女は気づく。
「なめり節って人間の食べ物なの?うちでは猫にあげてるよ」
そう言った瞬間に友人の中の自分は、悪いものへと変わってしまい、
もうとり返しがつかないのだと少女は思った。
謝ると言った時の母の態度を思い出す。
大人の母には、こういう事もある、こうなるだろうと予測できていたのかもしれない。

それから少女の家では、なめり節は猫だけのものではなく食卓にも出るようになった。
もしも「なめり節を好きになったのはいつか」と誰かに聞かれたら
「自分を嫌いになった日」と答えるだろうと少女は思った。


何て事のない一言が相手にクリティカルヒットしちゃう事ってあるある 
かといって傷つけた側は「根に持つんじゃねーよ」などと逆切れして言える立場でもなく




678:
本当にあった怖い名無し:2007/07/16(月) 17:51:18 ID:uRXGOc4x0
>>672
なまり節のことだよね?
ぐぐった限りでは"なめり節"はヒットしなかったけど
方言かなー?無粋な突っ込みスマソ。



680:
本当にあった怖い名無し:2007/07/16(月) 18:58:42 ID:xoycSjQR0
>>678
間違えただけだよ!間違えただけだよ!
この作品ではじめて知った言葉だから間違えたんだよ!
些細なツッコミに俺も傷ついた!よそよそしくなってやる!



706:
本当にあった怖い名無し:2007/07/17(火) 01:39:28 ID:/js/IwXM0
窓からの光が、室内の塵に反射して瞬く。無機質で、どこか寒々しい病室。
そこに、ルパンがいた。
薄水色の病院服の上に赤いジャケットを羽織り、ベッドの上に腰掛けていた。
大きく息を吐くと、銭形は病室へと足を踏み入れた。ルパンを、逮捕するために。

捕まえる? この今にも死にそうな病人を?
長年夢見てきた事だというのに、銭形にとってそれは既に無価値だった。
「よく来たなぁ、とっつぁん」
人を食ったような態度でルパンが声をかける。

掠れきった声、扱けた頬、体中に繋がれたチューブは心電図へと繋がっている。
かつての面影は、ほとんど残っていない。
そこにいるのは、死を目前に控えた一人の病人だった。
「ルパン、何で貴様がこんな……」
「天下の大泥棒にも、勝てない物があったってことさ」
「一生をかけて追い続けて来て、こんな幕切れとはな」
「そんなら見逃してくれよ、とっつぁん」
「そればかりは出来ん相談だな。ルパン、貴様を……貴様を逮捕する」
「ごめんだね。俺ぁ逃げるぜ」
「今の貴様に何が出来る」

銭形の言葉に、ルパンはにやりと笑った。
「どうかな?」
ジャケットから取り出したのは、ワルサーP38。それを自らのコメカミに押し付けて言った。
「あばよ、とっつぁん」
銃声がコンクリートの壁に反響する。急激に乱れた心電図は、数刻の間にフラットとなった。
してやったり。

銭形の脳裏に焼きついたルパンの最期は、そんな、いつも通りの彼の姿だった。
「ルパンめ……まんまと逃げおった……」
銭形は、失われた何かが再び燃焼し始めるのを感じていた。
コートからガバメントを抜き、セーフティを解除する。
「逃がすものか。どこへ行こうが必ず捕まえてやるぞ、ルパン」




709:
本当にあった怖い名無し:2007/07/17(火) 02:07:26 ID:YSTIRnu90
>>706
なんかブラックユーモアを感じる。



825:
本当にあった怖い名無し:2007/07/18(水) 17:50:27 ID:FEG1lWG10
これ、面白いんだか怖いんだか判断しにくいけど、
とにかく後味悪いんで見てみい↓


工場内での安全作業を教育するものらしい



826:
本当にあった怖い名無し:2007/07/18(水) 19:16:44 ID:KhCIMGVT0
>>825
これはグロいwww

クラウス、ダメ人間過ぎ



837:
本当にあった怖い名無し:2007/07/18(水) 22:55:06 ID:ExBzp2+a0
>>825
へたな映画よりずっとすごい・・・
グロだめな人は近づかないこと。



840:
本当にあった怖い名無し:2007/07/18(水) 23:43:18 ID:8gm/fzzr0
>>825
ぜったいにクラウスとは働きたくない


転載元:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1347962624/
http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/occult/1183655559/

1001:114514 ID:
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